土地の選び方

土地の選び方。土地を買うには事前調査・事前準備が重要です。

土地の選び方>不動産屋とハウスメーカー


土地を探す場合、不動産業者とハウスメーカー、どちらに依頼するのが良いのでしょうか。この問題を解決するには、不動産業者とハウスメーカーについて理解する必要があります。

不動産業者とは、不動産についての知識に詳しく、不動産の売買の仲介をしたり、時には代理人になったりする仕事をするものを言います。不動産業は宅地建物取引業法という法律に規制されます。不動産業は、いわゆる「宅建」という資格を保有しており、不動産について相当の知識を有しています。

一方ハウスメーカーとは、住宅や商業設備を建設する者を言います。「建設」がその本業であるため、家や商業設備の建設の技術に卓越しており、品質も安定していることが多いのですが、土地についての知識が豊富であるとは限りません。ハウスメーカーの多くは、土地を探すことや、家を建てるための資金計画などは、サービスの一環と位置づけているようです。

ハウスメーカーの営業担当者は、土地探しを依頼されると、自社ネットを使って探してくれますが、お客様の希望に添うような土地が見つからなかった場合、不動産業者に土地探しを委託します。ハウスメーカーの自社ネットですぐに見つかれば良いのですが、そうでない場合、ハウスメーカーの営業担当者は、お客様の希望を隅々まで理解・把握し、それを正確に不動産業者に伝えなければなりません。そうなることで、勘違いや誤解があった場合、お客様の希望する土地がなかなか見つからないということもあります。間に一人「ハウスメーカーの営業担当者」を仲介させることで、意見の食い違いが生まれてしまうのであれば、最初からお客様自身が不動産業者に土地探しを依頼した方が、効率的であるといえるでしょう。

また、ハウスメーカーの営業担当者は、自社製品を売る技術には卓越していますが、不動産の専門知識には必ずしも精通していません。したがって、住宅についての知識は豊富に持ち合わせていますが、土地についての知識・法律関係については、不動産業者には劣ることが多いのです。住宅に関しても、自社の販売促進マニュアルを丸暗記して、お客様にはそれを伝えるだけ、というひどい例もあるそうです。全ての営業担当者が乏しい知識であることはありませんが、不動産についての知識に乏しい営業担当者に土地探しを依頼してしまうと、なかなか良い土地に巡り会うことができなくなってしまいます。

不動産の知識に精通した人なら起こるはずのないミスや勘違いであっても、知識の薄い営業担当者の場合、起こってしまうこともあります。実際に、勘違いが原因で、購入した土地に住宅を建てるために数十万円の追加料金が発生したケースもあります。住宅を建てるために当然あるべきはずの設備がその土地になく、住宅建設途中に発覚し、急遽やむなく整備し直したそうです。工期が延長し、追加費用がかさんだことは、言うまでもありません。

このような事態に陥らないように、土地探しを依頼する業者は、慎重に吟味したいところです。

土地の選び方、30項目





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