土地の選び方

土地の選び方。土地を買うには事前調査・事前準備が重要です。

土地の選び方>安価で取引される土地、物件


一般的に「定価がない」といわれている土地の価格ですが、それでも需要と供給のバランスにより価格が上下します。つまり、人気があり、誰もが欲しがるような条件の土地(需要が多く供給が少ない土地)の値段は高く、逆に人気がなく、購入者の希望を満たす条件が揃っていない土地(需要が少なく供給が多い土地)は価格が低くなる傾向があります。価格は、限られた財を人々に供給するために、人気があるものは高く、人気がないものは低く設定されます。また、標準的な状態の土地(例えば平で四角形)に比べて、少し問題がある土地がある場合、その問題によってどの程度不都合があるかという尺度で土地の価格が抑えられる場合もあります。


土地も人気があるものは高い傾向にあるのですが、落胆する必要はありません。
ご自身の希望を満たしていれば良いという条件の土地を探すことによって、割安な土地を探すことができます。あらゆる人々が望む条件全てを満たしている土地を探すのではなく、ご自身の希望条件を満たしている土地を探すことによって、妥協ラインを低く設定することができます。つまり、「他の人にとっては必要な条件かもしれないが、自分にとってはその条件は必要ない」と思う条件を、土地が満たさなければならない条件から外していくことによって、より割安な土地を探すことができるというわけです。より具体的に、「こういう条件の土地は価格が低くなる傾向にある」という統計もあります。それでは、どのような土地が、一般的に人気がある土地と比べて安価で取引されているのかを見ていくことにしましょう。


まず、不整形地や傾斜地は安く取引されている傾向にあります。
不整形地は、正方形や長方形ではなく、様々な形をしている土地のことを言います。正方形や長方形の形の土地に比べ、建物を建てるときの制約条件が多いので、価格が安くなりがちです。工夫次第では、不整形地を有効活用することも可能です。

傾斜地は、ななめに傾いている土地をいい、建物を傾斜地に新しく建てる場合は、新たに基礎工事や造成工事を施さなければなりません。工事のため別途、費用が必要になってしまうため、平らな場所にある土地より人気がないことが多く、土地そのものの価格は低くなりがちです。
傾斜地も不整形地と同様、工夫次第では有効活用ができる土地であるといえるでしょう。

次に、北側に道路がある土地は、価格が安くなる傾向にあります。
一般的に南道路の方が日当りが良いといわれているため、北道路は南道路に比べて割安になります。

さらに、都会を離れれば離れるほど、土地は安くなります。都心部の近くは利便性が高いと考える人が多いため、反対に都心部を離れれば利便性が低いと考える人が多く、土地の人気が上がらずに価格は安くなります。都会と田舎では、驚くほど土地の価格が違います。
必ずしも都会でなくても良いと考える場合は、田舎に土地を購入することを考えてみてはいかがでしょうか。田舎では町おこしや村おこしのために、格安で土地を提供している地区もあるので、そういう物件を粘り強く探すことによって、意外なほど安く土地が手に入るかもしれません。

土地の選び方、30項目





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