土地の選び方

土地の選び方。土地を買うには事前調査・事前準備が重要です。

土地の選び方>現地調査の必要性・その1


土地について色々調べる上で、最も重要と言われるのが現地調査です。どんな詳細な資料より、どんな高画質の写真や動画を見るより、現地調査はたくさんの情報を手に入れることができます。その土地に住宅を建てることを予定しているのであれば、その前提に立った上で全体像を予想したり、あらゆる角度からその土地を観察したりする必要があるでしょう。

現地調査は、1回や2回では不足です。何回行かなければいけないという妥当な回数は一概には言えませんが、少なくとも天候のいい日・悪い日の両方行かなければなりませんし、平日の状況と休日の状況の両方も見ておく必要があります。また、昼間だけでなく朝や夕方、夜間や深夜の状況も事前に確認しておきたいところです。さらに、よりその土地について詳しくなるためには、様々な交通手段を用いてその土地に行くようにしましょう。その土地に住む事になったら使うことになる交通手段の全てを試すことができれば理想的です。そうすれば、駅やバス停まで歩いたら何分かかり、自転車だと何分かかるといったような所要時間も正確に入手することができます。

現地調査でやらなければならないことはたくさんあるのですが、その目的に応じて持参しなければならないものもあります。筆記用具やメジャーなどは必ず持参するようにしましょう。必要なときにメモを取れるようなノートを持っておくと便利です。ノートは無地のものでなく、できればマスが印刷されているものが好ましいです。さらに地図やコンパス、カメラがあると役に立ちます。たくさん持参するものがありますが、現地調査用のカバンなどを用意してひとまとめにしておくことで、毎回一つずつ用意する手間が省けます。

現地調査では、その土地の実際の大きさを測ってみましょう。書類に記載されている数値とずれていないか確認するためです。同時に起伏や凹凸についても確認しておくようにしましょう。さらに、面している道路との高さの違いも測っておく必要があります。面している道路は、幅がどの程度あるかによって建ぺい率も変わってくるので、道路幅も測っておくといいでしょう。隣の土地との間隔や高低差の測定も忘れずに。実際に測った数値は、記憶に頼ると忘れてしまいますので、メモに残すのが忘れない秘訣です。

現地に行かなければ分からないものについても、現地調査で確認しておきます。具体的には騒音の有無や悪臭の有無、風がどのように吹いているか、周辺の土地の水はけはどうか、昼間に行けるのであれば、日差しはどの程度差し込んでいるか、夜間に行けるのであれば、夜間の騒音の有無の確認は大切です。昼間と夜間で様相が一変する地域もありますので、両方確認しましょう。

現地調査の際は、面している道路の状況やマンホールの出っ張り具合などについてもチェックしておきましょう。道路が波打っていたりアスファルトがひび割れしていたり、マンホール部分だけが出っ張っていたりしていたら、その土地が地盤沈下していたり、地盤が緩い可能性があります。

土地の選び方、30項目





1


Copyright (C) 土地の選び方 All rights reserved 利用規約運営企業相互リンク募集