土地の選び方

土地の選び方。土地を買うには事前調査・事前準備が重要です。

土地の選び方>注意すべき土地・その1


土地にも人気・不人気があります。人気がない土地というのは、それ相応の理由があるものです。人気がない土地、何らかの訳あり物件である土地というのは、不動産業者としてもはやくさばきたいはずです。そこで、土地を探しにきた顧客には、悪い情報は伝えず、その土地のいい面ばかりを主張してくることもあります。したがって、一見良いこと尽くめなのに長期間売れ残っている土地には、要注意です。

売れ残り物件としてよくある原因は、その土地の周囲にひどい悪臭が漂っているというものです。その土地の周辺から、何らかのガスが発生していたり、農家の肥料置き場があったり、畜産農家があったりと、その理由は様々です。こればかりは、現地調査してみないと分からないことが多く、書類といくら格闘しても、発見・解決できる問題ではありません。不動産業者も、早く物件をさばきたいがために、いわないこともあります。そのような土地を現地調査する際に気をつけたいのは、悪臭は天候や風向きによっては気付かないこともあるということです。現地調査しに行った日は、たまたま臭わなかったが、住んでみたら臭った、なんてこともあるかもしれません。近くにある建物や環境には、目を光らせるようにしましょう。

気をつけなければならないのは、悪臭ばかりではありません。購入を予定している土地の周囲の環境や文化も、重要なチェックポイントです。例えば、昼間は周辺の道路は広々としていたにも関わらず、夜間は違法駐車や違法駐輪が横行していて、道幅がとても狭くなってしまっている、なんてこともあり得ます。

郷に入れば郷に従えと言いますか、新しくその土地に引っ越す人は、新参者と捉えられがちで、文句を言っても聞いてくれないこともあります。こちらとしても、新しく引っ越してきた立場上、あまり大きな声で文句を言えない人が多いのも事実です。すでにその土地に住んでいる人たちは、住んでいる環境(すでに既成事実として定着してしまっている環境)を変えられるのに憤りを感じるものです。「こちらの方が先にこの土地に住んでいるのだから、新しく引っ越してきた新参者には聞く耳を持たない」と、はねのけられてしまうこともあります。

違法駐車・違法駐輪に似たようなものとして、夜間は近所の若者がたむろするコンビニや公園があると、夜中にとても騒がしくなる可能性があります。その土地に昔から住んでいる人たちは、「昔からこのような文化だから」と、気にしない地域であることもありますが、夜中の騒音というのは、気になるものです。そのような公園やコンビニの近くでは、若者たちの話し声だけでなく、違法改造していて大きな音の車やバイクが夜中に走り回っていたりすることがあります。夏場は、大きな音がする花火の音も聞こえるかもしれません。このように、夜間は昼間とは全く別の顔をする地域というものもあります。可能な限り、様々な時間帯で現地調査すると、よりその土地について詳しくなることができます。

土地の選び方、30項目





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