土地の選び方

土地の選び方。土地を買うには事前調査・事前準備が重要です。

土地の選び方>注意すべき土地・その2


騒音については、現地調査してみないと分からないことが多いです。例えば、近くに大きな病院や消防署があれば、頻繁に緊急車両の音が聞こえます。どの程度の頻度で、どの程度の音量が鳴り響くのかは、現地調査してみないと分かりません。

他にも、騒音に問題は、いくつか存在します。新幹線や鉄道の線路が近くを通っていれば、電車が通過するたびに大きな音や振動が発生します。飛行場の近くでは、毎日飛行機のエンジン音が聞こえるでしょう。高速道路や国道の近くであれば、大きなトラックが頻繁に行き来します。重い荷物を積んだトラックが通過した場合、予想以上に大きな音と振動を感じます。住宅地でも、目の前の道路が便利な抜け道になっている場合、夜間であるにも関わらず、交通量は多いかもしれません。大きな港が近くにある場合、汽笛が毎日のように聞こえるでしょう。

「全く騒音を感じない土地」というのは、存在しないかもしれませんが、以上のようなことを予備知識として知っておくことは、土地を選ぶ上で武器になるでしょう。

それ以外に土地選びをする上で注意すべきことは、境界線の問題があります。境界確認書で、購入予定地の境界線を確認するのはもちろん必要なことといえますが、書類の確認だけでは分かりにくいことも多いので、実際に境界確認しにいきましょう。そのときに、境界線を示す客観的資料を持参するのを忘れないようにしましょう。後々のトラブルを避けるためにも、細かいことまで確認する必要があります。例えば、境界線上に塀が建てられている場合、その塀の上に物を置いていいかとか、その塀に何か立てかけても良いかなどです。

さらに注意すべき土地の問題としては、その土地に何か埋まっていないか、というものがあります。こればかりは、実際に掘り返してみないと分からないのですが、もし重要文化財などの歴史的に貴重なものが埋蔵されている場合、発掘するためにその土地の使用を制限されてしまうこともあります。周囲に大きな遺跡などがある場合、その可能性もあるということを覚えておきましょう。上記のような場合は、国や都道府県など、公的機関から土地の使用を制限されます。

歴史的に価値のあるものばかりでなく、不要な物が埋められていることもあります。例えば、以前その土地に建っていた建物を解体し、そのときに出たゴミや瓦礫が埋められていることもあり得ます。購入してしまったあとに気付いたら、そのゴミの処分費用を負担しなければならないこともあります。その他にも、以前の建物の基礎部分がそっくり埋められていたり、巨大な木の根が埋まっていたり、大量の腐葉土が出たりといった実例もあります。このようなことからも、その土地の履歴について知ることは重要な意味を持ちます。

ゴミや産業廃棄物が埋められていた場合、それが原因で強烈な悪臭を放っている場合もあります。現地調査の際には、見た目だけでなく、その臭いにも気をつけるようにしましょう。

土地の選び方、30項目





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