土地の選び方

土地の選び方。土地を買うには事前調査・事前準備が重要です。

土地の選び方>良い土地を求めすぎない


住宅を建てることを前提に土地を探すとなると、希望する条件が多くなり、なかなか土地が見つからないことがあります。ここでは、一般的に誰もが住みたいと思うような理想の土地の条件を見ていくことにしましょう。その条件を一通り見た上で、そのような土地を探すことが現実的であるかどうか考えていくことにしましょう。

まずは地盤がしっかりしているという条件は、誰もが望むといえるでしょう。地盤が緩いと、地震に弱く、土地が崩落してしまう可能性もあります。日本は全国的に地震が多く、耐震強度については誰もが注目する条件でしょう。また、日本は台風も多いため、地盤の固さには必然的に注目が集まります。

次に、住宅という前提であれば、十分な日当りを望むでしょう。そのためには、南道路であり、近くに高層の建物がなく、高台にあることが望ましいです。高台という場所は、騒音が少ないという条件を満たすことも多いです。どういうことかというと、山を切り崩して新たに住宅用に開発したような土地は、大きな道路がないことが多く、抜け道になっていない可能性も高いので、付近を大型のトラックなどが走ることがありません。大型のトラックが頻繁に走る道路が近くにあると、大きな音や大きな騒音に悩まされます。

さらに、利便性も多くの人から求められる条件です。駅やバス停が近くにあり、スーパーや学校など、生きていくために必須といえる施設も近くにあり、交通の便も良く、地域の治安もいい、という条件を全て満たすような土地は、利便性が高いといえるでしょう。


ここまで、理想の土地を求めて、満たしたい条件を色々挙げてみましたが、これらを全て満たすような土地はあるでしょうか。これらの条件を全て満たす土地は、可能性からいって、限りなくゼロに近いでしょう。万が一あったとしても、瞬時に売れてしまい、買うことができる可能性はかなり低いといえます。

また、上記の条件を全てではなくとも、複数満たしている土地は、あるにはあるでしょうが、そのような土地は人気があり、買うとなればかなり高額な土地でしょう。ある条件を満たすために、いくらまでなら出す、という価値観は人それぞれでしょうが、あまりにも高い土地を手に入れることができるのは、ほんの一握りの大富豪だけです。

希望する条件を全て満たしている土地を手に入れるためなら、金に糸目は付けず、いくらでも支払うことができる人はそういないでしょう。そうでない人は、どこかでその条件を妥協するしかありません。甲という条件は満たしていないが、乙という条件は満たしているので、それで我慢する、という考え方を重ねていくことで、完璧ではないが満足できる土地を探していくようにしましょう。全ての条件を満たす土地を探し続けようとすると、時間の浪費をしてしまうばかりか、いざ見つかったとしても金額が高すぎて変えない、という悲しい末路を辿る事になってしまいます。住宅を建てるという前提で土地を探すという行為は、ある程度のところで折り合いをつけ、住んで都にするという考え方も大切なのかもしれませんね。

土地の選び方、30項目





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