土地の選び方

土地の選び方。土地を買うには事前調査・事前準備が重要です。

土地の選び方>地盤について


土地を選ぶ際は、購入しようと検討している土地の地盤について調べる必要があります。地盤が緩い土地に、新しく住宅や建物を建てる場合、別途基礎工事などが必要になる可能性があるからです。堅い地盤に比べ、建物を下から支える力が弱いため、補強する必要があるのです。この補強工事は、地盤が堅い土地では必要ない工事ですので、緩い地盤のデメリットであるといえるでしょう。

新しく開発された土地の場合、その土地の開発業者やハウスメーカーが地盤調査していることがほとんどです。そうであれば、その地盤調査の結果を確認しましょう。もし地盤調査が行われていなければ、ご自身で専門業者に依頼して、地盤調査してもらうようにしましょう。

一般的に、地盤が緩い可能性が高い土地というものもあります。中でもその典型例は、「盛り土」された土地です。盛り土とは、切り土と対をなす言葉で、山を切り崩して新たに開発する場合に頻繁に使われる手法です。

山を削って土地にしたものを、切り土と言います。山を削ると当然、大量の土砂が出ます。その土砂を使い、谷川を埋めたものを盛り土と言います。そうすることによって、「削る」と「埋める」の両方を利用し、山を階段状の宅地へと変身させることができるのです。この場合、山を削ったときに出る土砂の移動距離も少なく済み、効率がいいので、よく使われる手法です。以前まで山だった場所が、気付いたら階段状の宅地用の土地に変身していた、というのはよくある話です。このとき、「切り土」は、これまでずっと山だったものを切り崩したため、地盤が固い可能性が高い反面、「盛り土」は、最近盛られたばかりですので、地盤が緩い可能性が高いです。緩い地盤を自然に固くするには、長い年月が必要です。

また、地盤が緩い可能性が高いことで知られているケースは、昔田んぼや川底だったものを埋めて、新たに住宅用の土地として開発したものです。水分を多く含む場所を新たに土地にした場合、地盤が緩い可能性が高いでしょう。以前その土地がどのように使用されていたかについては、旧地形図を調べたり、地目を調べたりする方法もありますが、手っ取り早く不動産業者に聞いてみるのが早いでしょう。土地についての専門知識がなく、不安だという方は、新たに購入を予定している土地の付近に長年住んでいる方に、お話を伺うという方法でも良いでしょう。その土地が、以前どのような状態であったかは、地盤に大きく影響することですので、手を抜かずに調べることをお勧め致します。

広範囲で起こる地盤沈下にも注意したいです。地盤沈下は地下水のくみ上げなど、様々な原因が考えられていますが、広範囲で起こるケースが多いようです。現地調査の際は、付近の住宅の土地や基礎(コンクリート部分)をチェックしておくようにしましょう。また、付近の道路のマンホール部分だけが出っ張っていたり、付近の住宅の塀がひび割れしていたりしている状況が散見されたら、要注意といえます。

土地の選び方、30項目





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